林恭平の手記
2018年 12月 07日
誰もが知っているガソリン.....だが、
あまり知られていないガソリンの賞味期限??
今あるオートバイのほとんどはガソリンエンジンですね。
文字通りガソリンを燃焼させてエンジンを稼働するものなんだけど、このガソリンについて知って貰いたい事が。
「ガソリンって腐るんですよ」
特にオートバイに入れているガソリンは腐りやすいんですよ。
*車よりタンクが小さいので量が少ない=腐りやすい。
*趣味で所有している人が多く保管している月日が多い=ガソリンが古くなる。
*ガソリンタンクが車体のデザインになっているバイクは、タンクが直射日光にさらされるのでタンクの温度が高くなりやすい=ガソリンの揮発成分が抜けやすい。
*逆に冬場は温度が低くなる=タンクの中で結露しやすい。水が混入しやすい。
*天気や季節、諸事情等によっては長期間保管している。
「しばらく乗らなかったらエンジンが掛からない」ってどれくらい?
「1年以上動かしていない、バッテリー交換したら動く?」
そんな簡単じゃありませんよ。バッテリーは交換すればいいけど、ガソリンが腐ってたら修理しなきゃ!
こういう場合の修理って結構大変なんですよ。
腐りかけたガソリンは金属を錆びさせるので、タンクの内側が錆びる、燃料ポンプが錆びる他、燃料に関する部品が錆びる、ゴムの燃料ホースも腐ったガソリンに侵される。
全部交換すると10万円~20万円の修理費用が掛かりますよ。
運よく交換までしなくても、分解して洗浄しなきゃならなかたりで作業も大変でして、万単位でお金が掛かりますよ。
ガソリンの賞味期限って決まってはいませんが、今までの経験で言いますが、
「半年に一度は新しいガソリンに入れ替えましょう!」
古いガソリンにつぎ足すのではなく、きれいに入れ替わるようにしましょう。
腐りかけたガソリンに新しいガソリンをつぎ足しても、すぐ腐りやすいんですよ。
なので腐る前に新しいガソリンに入れ替えることが大事ですよ!
ほんと修理が大変なんですから。
「5月に乗ったっきり、または夏から動かしていない」なんて人は、今年中に乗ってください。
タンクに入っているガソリンをギリギリまで使い切って、新しいガソリンを入れていっぱい走る。
そんなに走れない人は、せめてお店まで乗ってきて古いガソリンを抜いてもらい、ガソリンスタンドで新しいガソリンを入れてもらってくださいね。
作業費用は各店のスタッフに聞いてください、そんなに高くありませんよ。
「古くなったガソリンは燃えにくい、錆させやすい、修理代は高い」
ガソリンは腐る前に入れ替えましょう^^